2025/11/19 17:52
- On the far side of winter, a fairy slips a whisper of spring into your hands.
遥か遠くから聞こえてくるかすかな囁き。
金色の羽をひらめかせ、ふわふわの妖精たちがひと足先に春風を連れてやってきました。


ときめく春の陽だまりの色を集め、額縁いっぱいに描き散らしました。

カフェスペースの片隅に置けば、ティータイムが春色に。
サンドウィッチやお菓子を詰めたバスケットを用意して、おうちでピクニック気分を味わってみては・・・?
春の妖精と小鳥たちシリーズの作品
⚪︎青い小鳥 -たんぽぽ-
― The little blue bird wears the sun upon its head.
春風に揺れるたんぽぽの花を、そっと冠のようにのせた青い小鳥。
こちらを見つめて、話しかけられるのを待っているよう。
⚪︎青い小鳥 -クローバー-
― A whisper of luck carried on tiny wings.
白つめ草の咲く草原から、ひと摘みの花を運ぶ青い小鳥。
小さな春と幸福をそっと届けくれます。
⚪︎菜の花の妖精さん
― Where the honeyed breeze hums, golden wings awaken.
花々とミツバチに囲まれた幼いうさぎの妖精さん。
自慢の翅と王冠を輝かせ、瞳は春の喜びに溢れています。
⚪︎小鹿ちゃんの花冠
― A blessing of clover carried on gentle wings.
小鹿ちゃんに青い小鳥がクローバーを贈っています。
手に取った途端、物語のなかの時間がふわりと動き出すような一枚。
⚪︎キツネさんと金色の蝶
― Beneath the lavender sky, a golden dream takes flight.
ラベンダーの花に囲まれて、金色の蝶をおっとりと見つめるキツネさん。
甘く香るような紫色が、心の奥からラベンダーの深いやすらぎの香りを呼び起こします。
⚪︎綿毛を飛ばす妖精さん
― A royal breath sends wishes to the sky.
王冠をのせたうさぎの妖精が、たんぽぽの綿毛にそっと息を吹きかけて…
希望や祈りをそっと託すような瞬間を描いた作品です。
この記事が気に入った方へ
店主のひとりごと・・・
ふわふわの動物たちに羽をそえて、蝶や妖精のエッセンスを混ぜ合わせた「妖精さん」は、
数年前から私の作品にたびたび姿を見せてくれる仲間たちです。
——かわいいものに、さらにかわいいものを重ねたら、きっともっとかわいい。
そんな小動物好きの私の願望から生まれた存在ですが、
実はドイツに伝わるうさぎの幻獣「ヴォルパーティンガー」のように、
世界には古くから“翼をもつ小さな生きもの”の伝承があちこちに残っています。
きっと、私と同じような想いを抱いた人が、遠い昔にもたくさんいたのでしょう。
可憐な瞳と、美しい翅を持つ妖精さんたちは、変わらず受け継がれてきた
人の夢そのものなのかもしれません。
